Art of life

思ったことそのままの吐き溜めです。

HIDE

季節は10月に入り虫けらどもが音を挙げ出すころになりましたが皆様のご機嫌を伺ってみたいと思います、、

今宵は

HIDE、、、松本秀人という、わたくしの退屈しのぎの人生を変えてしまった男、事のいきさつ、そして私の人生を今も死化粧のように狂わせ続けているロックについて

一つお話でもさせていただこうかと思っております、、

 

 

事のはじめ、ロックというものの出会いは中学二年のことでありまして、

それはそれはもううつつな中学人生とでも言いますか、卑屈で怠惰でFATなのでしょうか、そんな人生を送っていました

あの頃の自分なんてもんはなんのために学校に行き洗脳され大人になるのか?

なぜこの場所で生かされ、半ば選択肢を狭まれ人生を送らねばならないのか?

そんな時期でもありました、でもそんなことなんてのは人間生きているうえで当たり前の感情なんだろうな、とそう信じておりました

 

その映し鏡なんて、何でもよかったんです

刺激が欲しいあの頃に、僕を変える何かが欲しかった

あの頃はあの頃なりに、身近な人が空に飛んだりしてしまって僕はスクイーズされた心の中をぶち壊す何かを、欲していました

 

その時に出会ったのが、HIDE

この世とは違う世界に行ってしまった友達の残したパンドラボックスの中に

1枚のCDがありました

 

BLUE BLOOD

 

言わずと知れた、Xというバンドのメジャーデビューアルバム。

あいつが残していきやがったこのCDだけがなんだか気になって

僕は円盤に針を落とすと同時に体全身に走ったあの感覚を今でも忘れません

初期衝動、、と今では僕は稲妻が走ることを表現するようにしていますが

あの時の音、匂い、視覚、幻想には今でも敵ったことはありません

 

そのXのギタリスト、HIDE

なにがかっこよくて、すごくて、魅了されるのかなんて

今でも全く分かりません

でもとにかくあの頃の自分には、生き写しでしかありませんでした

あの頃のCANCERされた僕の虫カゴになんて衝撃でしかなかった

 

 

今の自分なんてのは、あの頃を取り戻すために生かされているのだと、最近思います

あの頃の自分から離れないと、答えなんか見つからないと思って生きてきたんだけど

今ではその答えはあの頃にしかないような気がするし、最近夢と自由の足し引きなんてのが、エバーフリーなんだと思います

 

僕なんて人間は、飽きっぽくて、めんどくさがりで

でもロックからだけは卒業できません

心も弱かったし、昔からしたらマシになったほうではあるんだけど

ロックと共存してる時だけは、無敵なんだよね

誰にも負ける気はしないし、フラッカ決めた気分、ヒーローになれる気がするんだよね

 

 

今はあの頃の自分が今の自分をプロデュースするような感覚でやってるし、

やっぱ追いかけるべきって自分があの頃思った純粋にヒーローになりたいって、そんな感覚が一番追いかけるべきだと思うんだよね、ってかそのころの自分から追いかけられてるんだよね、その答え合わせでしか今はないと思うし、

 

今まで夢遊病にかかったり友達が死装束着てしまったり

死にたくなるようなつらいこととか

逃げたくなるような悲しいこととかあったけどロックだけは離れていかなかったし

人生なんて思い通りにいくほどオモシロくないものはないでしょ、っていつも思います

 

最近は職柄、曲量産機になる生活を送ってるけど

表向きは皆様のお心に晩い致しますなんて言ってますが

一番はあの頃の自分に認められたいだけで、生かされているような気でやってっけど、まだあの頃の君に自慢できるようなものはないなぁ

 

そんなこんなで今日はお酒でも飲みながら、あの頃の自分に寄り添ってみたいと思います

 

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